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人生のログ(にしたい)。本のメモや感想を中心に。

「虚ノ少女」感想

虚ノ少女と書いてからのしょうじょ。殻ノ少女の続編で、からシリーズ(?)3部作の2作目。

・ストーリー
京極オマージュなんてこともなく(少なくとも影響を感じはしますけれども)、雑多な感じというかとりあえず色々突っ込んだ感も減って、分かりやすくて良い。ストーリー上猟奇さでは単調な感こそあるものの、偏執の強さは相変わらず、というか余計酷いやも(褒め言葉)
・音楽
安定のMANYOさん。神。サントラ買います。
・絵
殻以降の相変わらずの神さ。
・えろさ
イノグレゲーならではのパイズリと兄妹姦は健在ですよプロデューサーさん!
紫っちは未解禁ながらも佐東さん解禁ですよやったね!
時坂さんと杏子さんとのただれた関係も非常に良い。次ではこの2人で落ち着いてほしいものだけど。
・システム
スキップ機能強化してもらえればもう何も言うことないです。

・全体的に
殻ノ少女よりも完成度高め。ストーリーのまとまりや、ムービーが綺麗にまとまったことや、演出、とくに最初の過去編のラストやOPが変わるところがとても良くて、何というか完成度高い。

・結末について
冬子が生きてるはずがないのは当たり前だし、作中でも何度も言及されていたし、冒頭の描写も露骨でしたけど、それでも……と思うところはあるわけで。だからこそParanoiaENDが本当につらい。同じifでもpianissimoのifは実際に起こりうるifとして用意されていたけれど、このifはタイトルからして時坂さんの死に際の妄想でしかないから本当につらい。

・まとめ
例によって良作。三作目楽しみにしてます。