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人生のログ(にしたい)。本のメモや感想を中心に。

攻殻機動隊 S.A.C. 感想

2週間ほど前にARISEを観に行って、その数日後友人宅にて一気見鑑賞。すげえ面白かったです。 

Stand Aloneな話だと心の隙間と未完成ラヴロマンスの真相が好きです。心の隙間は前の回でタチコマがいなくなって傷心中のバトーさんに追い打ちをかけるようで痛ましくて、それでなおさら人間味が表れているのが何ともこう。未完成ラヴロマンスは荒巻さんほんとかっこよかったです。 本筋であるところのComplexなお話は言わずもがなで。最終話がちょっと拍子抜けなような気もしたのですが、(25話で少佐が撃たれたのはさすがに予測済みというかそういう芝居なのだろうと思いましたけど、そのときのバトーさんの慟哭がガチ感ありすぎてガチなのか???と思ってしまって、それであのシーンからトグサの一人称になって3ヶ月経ってましたなんて言われたらまあそうも思いますよね)、結局荒巻さんの作戦通りだったってことにするためやアオイとの話をメインに持ってくるためだったりにはあれがベストだったのかしらん。 

タチコマ、正直なところ擬人化しすぎるきらいがあるように思われて何だかなーと思ってたのですが、バトーさんを助けにくるところは感動的でしたし、タチコマが個性的になっていったくだりが作品の一つの答えになっているのはただすごいと思いました。登場人物のキャタクターの掘り下げの話群だと思わせておいて(?)、最後に本筋につなげるのはうまいなと。 

というわけで次は2nd.GIGを近いうちに。夏休み中にもでも映画版も見たいところ。 ちょいちょいWikipedia等で設定読んだりしたのですけど作品によって諸設定結構違うんですね。そんなこんなで攻殻機動隊という作品群がSACそのものっぽくとも思えたり。