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人生のログ(にしたい)。本のメモや感想を中心に。

『人工知能は人間を超えるか』と『AIの衝撃』

 同系統の本で、読んだ時期も比較的近かったのでまとめて。

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)
 

 期間:6/7〜6/8 ★★★★☆

いまは第3次AIブームといわれているそう。著者は第2次AIブームが去ったころに人工知能研究を始めたそうで、そのブームが去った後の冬の時代の苦労が印象的。

この本の中で便宜的に人工知能の程度をレベル別に分けているのが分かりやすかった。

・レベル1:ただ制御プログラムを搭載しているだけの製品(マーケティング的に名乗っているだけ)(だから人工知能ではない)

・レベル2:古典的な人工知能エキスパートシステムとか推論・探索機能や知識ベースを入れているもの。

・レベル3:機械学習を取り入れたもの。

・レベル4:ディープラーニングを取り入れたもの。

第1次AIブームからいまの第3次AIブームまでの流れに沿ってどういう風に人工知能が進んできたかがわかって面白い。

「ざっくり言うと、第1次AIブームは推論・探索の時代、第2次AIブームは知識の時代、第3次AIブームは機械学習と特徴表現学習の時代」

「人間の思考が、もし何らかの「 計算」なのだとしたら、それをコンピュータで 実現できないわけがない。」

 

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)

 

期間:7/8〜7/8 ★★★☆☆ 

こちらのほうが雑多に書いてあり記述の流れがないのでちょっと整理しづらい。ただその分幅広くいろいろな企業など具体例が多くて面白い。EMIの話(こういうの

http://www.computerhistory.org/atchm/algorithmic-music-david-cope-and-emi/ )はよかった。

まだ可能性にすぎないことのその先の話が多かったり書き方がセンセーショナルすぎてその辺りがちょっと好きくない。

 

「「作曲家(人間)の持つ深い魂や、豊かな人間性こそが素晴らしい音楽を生み出す」とする一般的な見方は、人間が抱いているロマンティックな偏見に過ぎない」

 

どちらにせよ機械学習への興味が湧いてくるし次は専門書読もう、という気にさせられた。

どうでもいいけどペンローズのことはもう触れないでさしあげたほうがいいんじゃないかな……